〜「大人の事情でなく子どもの事情を優先に考えてほしい」〜

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むさしのスマイル主催、「避難の協同センター」協力で、避難された皆さんとの交流会「よらんしょサロン」を都内の5カ所(立川、江東区、新宿区、港区、荒川区)で実施しました。

ここでは、江東区辰巳の「パルシステム東京たつみサロン」での「よらんしょサロン」の内容を報告いたします。

・地元の東雲住宅を中心に避難されている当事者が9世帯、地域の支援者や区議会議員含めて総勢20名の集まりとなりました。パルシステム東京の3名の職員にお手伝いいただき感謝です。

・都営住宅200戸の優先入居抽選結果が終了した段階での交流会であったため、参加者それぞれの現状をお聞きしました。

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参加者全員が今後に不安を抱えている事には変わりなく

2017年3月末での住宅無償支援支援終了には無理があり過ぎ、

支援延長を求めていく必要性を再認識しました。

・参加者の皆さんの避難元は、南相馬市、川俣町、郡山市、いわき市と多岐にわたります。

南相馬の方は主人だけ仕事の関係で福島に残り、家族4人で避難、自宅での空間線量は0.5マイクロシーベルトだけど、土に線量計を近づけると5.3マイクロシーベルトあり、帰還できる状況にはありません。ひとり暮らしのお年寄りの方は江東区内で震災により自宅が壊れ、都営住宅に避難し2017年3月で住宅支援延長が打ち切られるのだそうです。

・南相馬の方はこうお話しされました。「都営住宅の抽選に当選したのだけれど、内容をみたら本当に困惑している。中学生などの子どもなど4人暮らし、当選した住居は37平米しかなく狭くて暮らせない。現在の避難先は70平米あるのに」

・「いちばん多かった事例が収入要件の関係で都営住宅にも申し込めず、1/2の家賃補助にも該当しない。母子避難で生活が厳しく、看護学校に通い、資格をとりやっと仕事に就けた。そうしたら収入制限で都営住宅の入居資格を失った。働いたら住まいを追い出される。抱えている福島の住宅ローン、貧困状態は引き続き深刻なのに「住まい」も奪われる。何も解決していない。子どもは都立高校に通う事ができる。でも住宅は東京都から追い出される」

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皆さんが切実に要望する。

「大人の事情でなく子どもの事情を優先に考えてほしい」

せめて子どもが大きくなる時期まで避難生活の支援を継続してほしい。健康も、友人関係やコミュニテイも、これ以上子どもを犠牲にするなと切実に叫ぶ。

・来年3月25日に子どもの卒業式がある。しかし3月31日までには現在の避難先住宅から退去してくださいと迫られる。全ての自主避難者が退去を迫られる3月末、引っ越し代も高騰する時期、更に経済的に追いこむ事を行政は何も解っていない。

文責◎事務局長・瀬戸大作